開業間もない歯科医院がすべきこと(立地・物件)

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歯医者の立地戦略

これから書くことは、特に独自性のあるものでもありません。

コンサルタントを名乗る人であれば、恐らくみんな提案してくるであろう初歩的な話になります。

それでも、これから開業を考えている人や、開業して思った以上に患者さんが来ず悩んでいる先生のお役に立てるかと思います。

 

さて、歯科医院において、一番重要なことは、やはり「立地」でしょう。

なので、開業を考えているけど、まだ場所が見つかっていないというのであれば、慎重に十分な調査をされることをお勧め致します。

私も不動産屋勤務時に店舗開発の経験があるので、その経験からお話させて頂きたいと思います。

あっ、「店舗開発」というのは、新店舗用のために適切な空き物件を探してくることを言います。

 

立地の良い物件探しの話(その1)

私の知り合いに「店舗開発」だけで食べている社長さんがいます。

ある意味、店舗開発のスペシャリストです。

多くの顧客を持ち、飲食から消費者金融まで、幅広い物件探しに携わっているのです。

 

その人曰く、東京のあらゆる駅に実際に降りて、周辺を歩き回ったそうで、いまでも半年に一度くらいは情報更新のため実際に歩いているそうです。

実際に歩く中で、人の流れや繁盛しているお店を見ながら、「この辺だったら、●●系のお店を出しても良さそうだな」と目星を付けるそうなのです。

その下地があるので、毎週不動産屋から流れてくる空き情報を見て、いけそうな物件を見つけるやいなや、すぐにその物件を押さえてしまうことができ、よい物件を探している依頼主からも信用されているのです。

 

立地の良い物件探しの話(その2)

もう1つの例を挙げると、こちらは私の実家である岡山県の話です。

地元に、少し古めの中型商店がありました。

面白いのは、そのお店は商店街から少し外れたところに、ポツンとあるのです。

商店街のお店より安くアイスクリームが売っていたりしたため、私も子供の頃に結構利用していました。


ある日、父といる時に、そのお店の話になったのです。

父は、大学時代を除く人生のほとんどをその土地で過ごしているため、地元のことには詳しいのです。

父が言うには、どうやらそのお店のオーナーは、他の街から流れてきたのだそうです。(流れて・・・って言い方も古いですね)

小さな田舎町ですから、知らない顔の人がウロウロしていれば、それなりに話題になるものです。

 

 そのオーナーは、毎日のように街をブラブラ歩いていたそうです。

結構長い期間ブラついていたようで、地元の人の間で、「あの人は何をしている人だろう」と話題にもなったのだとか。(笑)

そしてある日、突然お店をあの場所に出したそうです。

街中を歩き回って、人の流れや家賃を考えて、そこがベストだと感じ取ったのでしょう。

当時は商店街にまだ元気があり、集客効果もありました。

そのオコボレを預かるような感じで、商店街からそのお店にもお客さんが多数流れてきたのだと思います。

 


以上、2つとも、「よい場所は自分の足で探せ! 」ということでした。

まあ、生まれ育った場所で開業するのであれば勝手がわかりますが、知らない土地ではやはり土地勘を磨くところから始めるべきでしょうね。

土地を紹介してくれる業者や不動産屋から「ここはいいよ!」と言われても、やはり自分の足でグルグルと歩いてみるべきだと思います。

場合によっては、すれ違う地元の人と「この辺で人気のある歯医者さんは、どこになりますか?」といった世間話をしてみるのも良いでしょう。

もし、その地域に圧倒的な集客力のある歯科医院さんがあれば、その地での開業はやめた方が良いかもしれません。

また、一見、良さそうに見える場所でも、車が入りづらい場所だったり、道路から看板や建物が見えづらい場所かもしれません。

 

歯科医院は地元密着型ですから、そんなにポンポン引っ越す訳にも行きません。

そこで長く経営することがそのまま資産になりますから、充分に吟味したいところです。

 


今回のタイトルは、「開業間もない・・・」となっているのに、開業前の話になってしまいました。

次回は、本当に「開業後のお話」をしたいと思います(苦笑)

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