歯科のホームページに「患者さまの声」は必要?(その1)

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患者様の声

歯科医院のホームページを見ていくと、全体の2,3割でしょうか。

「患者さまの声」が掲載されていますね。

申し訳なさそうに少しだけ載せているものもあれば、大々的に個別ページを作っている医院のホームページもあります。

さて、「患者さまの声」は載せた方が良いのでしょうか?

 

その答えの前に、知っておかなくてはいけないことがあります。

それは、厚労省から出されている「医療法の広告規制」と「ホームページのガイドライン」です。

 

「医療法の広告規制」と「ホームページのガイドライン」って何?

まず、「医療法の広告規制」において、ホームページは規制の対象外となっています。

なぜなら「ホームページ」は広報媒体であり、広告媒体ではないと規定されているから。

多くの歯科医院がホームページに力を入れる理由はここにあります。

ホームページは、医療業界全体において、数少ない差別化できる広告媒体なのです!

 

続いて、「ホームページのガイドライン」です。

これは時代の流れについていけていない厚労省が、無法状態になりつつあるホームページに対して、半ば慌てて出した「規範」です。

規範であるため、法的な罰則規定などはありません。

内容自体は、「医療法」が色濃く出ているのですが、「皆様の自主性に任せます」ということで、有名無実化しているといえるでしょう。

 

現在の歯科医院ホームページにおける「グレーゾーン」?

とはいえ、世の中には真面目な人も多く、この「ホームページのガイドライン」を厳格に遵守すべきだと考える人が一定数いらっしゃいます。

そういった方々が現状における歯科医院のホームページを見た場合、「問題あるのでは!?」と考えているものとして、よく挙げられるものが2つあります。

 

1つ目は、「施術前後の写真(いわゆるBefore After)」

思わず、「えっ!?」と思われた方もいらっしゃると思います。

実際、こういった写真を載せている歯科医院のホームページは沢山ありますよね。

しかし、これは

内容が虚偽にわたる、または客観的事実であることを証明することができないもの

に該当するのでは!?と一部の人は考えているのです。

いわゆる「グレーゾーン」と言われるものです。

 

掲載側の言い分としては、「いやいや、証明できるよ!なんだったら、患者さんに直接聞いて貰っても構わないよ!」というお気持ちだと思います。

しかし反対派は、「ホームページ閲覧者が、その場で真偽について確認取れませんよね?画像なんていくらでも修正できる時代ですし!」と言うかもしれません。

まあ、私のような一般の閲覧者の立場から言えば、「そういった写真はあった方がわかりやすくていい」と考えるのですが。。

 

 

2つ目は、「患者さまの声」です。

これもグレーゾーンだと考える人が少なくありません。

該当内容としては、

内容が誇大なもの、または医療機関にとって都合が良い情報などの過度な強調

に当てはまるのだそうです。

 

もちろん、これもまた掲載側としては、「お客様から貰ったアンケート内容を原文そのまま載せているだけですよ!決して、過度な強調なんてしていません!」というお気持ちでしょう。

しかし反対派は、「そうはいっても、患者さんから貰ったアンケートの中から、都合が良いものを選んで載せていますよね?」というかもしれません。

こういった水掛け論になるのですが、それぞれに一理ある話となっています。

 

では、上記の内容を踏まえた上で、どういった対応をするのが良いのでしょうか?

話が長くなってきましたので、次回の(その2)続きます。

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